2008年1月18日金曜日

長寿者を賞した短命首相

詳しい事情を書くのは控えますが、昨日、私は生まれて初めて、「百歳」の方のもとに総理大臣から届く賞状というものをこの目で見させていただきました。金色の額縁が輝いていました。それを今、教会でお預かりし、飾ってあります。美しい花も会堂内にたくさん飾られています。総理大臣は、安倍晋三氏の名前です。この賞状は将来希少価値が出るかもねと、何人かと顔を見合わせて笑いました。百年もの命を生き抜いてこられた立派な方々に「賞」を授与するエライ立場の人が、あれほど短命では。ここは笑ってよい場面か、怒るべきかはよく分かりません。話はうんと飛びますが、希少価値とかタイミングという点で書いておきたいことは、現在の参議院議長の江田五月氏は私の卒業した高校の大先輩であるということです。「私は今の参議院議長と同じ学校の卒業生である」と胸を張って(そんな胸は張らんでよい)言えるようになりました。中学校の割と近い(が三学年上であるようで重なっていない)先輩としては、水道橋博士氏と甲本ヒロト氏と中川智正氏がおられる(先輩ですので敬語表現)ようです。どの方も国民的有名人ですが、どの方とも面識は全くありません。私にはどんなに間違っても「国民的有名人になりたい」というような願いなどはありませんし、そのような願いは持つべきではないと考えておりますが、自分の取り組んでいることや、その内容については、広く知られてほしいなあと願っております。私は伝道者なのですから。「道を伝える者」なのですから。国民的に有名な「参議院議長」と「お笑い芸人」と「パンクロッカー」と「受刑者」とを先輩に持つ者としては、この方々とは表現形態は全く異なりますが、「道を伝える者」自身ではなく、その者が伝える「道」そのものが国民的に有名になっていくことを願っております(もしこの願いをもたないような伝道者がいるとしたら、その人の存在意義は何なのでしょうか)。しかし、そのためにはどうしたらよいのでしょうか。何もできないまま短命に終わるのか。頭を抱えるばかりです。