2013年11月20日水曜日

松戸小金原教会の月報『まきば』最新号が完成しました


松戸小金原教会の月報『まきば』2013年11月号が完成しました。

巻頭言 今月の言葉

 「被造物だけではなく、“霊”の初穂をいただいているわたしたちも、神の子とされること、つまり、体の贖われることを心の中でうめきながら待ち望んでいます」 (ローマ8:26)

牧師 関口 康

わたしたちは教会のために産みの苦しみを続けているでしょうか。教会に通うことは自分の満足や安心を求めるためであるというだけでは済まないのです。

わたしたちは自分のことで精一杯です。他人の世話までできる余裕はありません。しかし、わたしたちが悩んだり困ったりしたときに教会が助けになった経験をもっているなら、同じような悩みや苦しみを今味わっている人たちのためにも教会が必要だということが分かるはずです。遠くの教会まで苦労して通っていた人たちにとって、自分の家の近くに教会があることの意味や価値が分かるはずです。

いや、今は自動車・バス・電車でどこでも行ける。近所の教会などなくてもよい。もしそのような考え方が、教会も伝道もすっかりあきらめた結果として出ているものだとすれば、反省し、悔い改めなければならないことです。

パウロは教会をあきらめませんでした。どんなことがあっても伝道を続けました。パウロの言う「目に見えないものへの希望」とは伝道の希望です。まだ存在しない教会が、新しく生み出されることの希望です。まだ洗礼を受けていない人が、教会に通い、神の前で喜びと感謝をもって生きはじめることの希望です。