2009年5月4日月曜日

どうしたら道は開けるか(1)

「教育の場は自分の研究のはけ口」は確かにダメな発想ですね。学生たちが迷惑します。



ただ、今ふと考えさせられたことは、うんと世知辛くなりますが、教育と研究の関係は、その教育者≒研究者の「生計」という観点からみれば、収入と支出の関係のようなものではないだろうかということだったりもします。



今の世の中、研究だけで「食える」という人は、(スーパーエリートのような人のことは知る由もありませんが)ほぼ皆無でしょう。それどころか、ほとんどすべてが私費持ち出しです。



しかし、教育者には(多寡はともかく)支払いがあるでしょう。



教育職に就かないで研究を続けることの限界はお金です。ここですべてが足止めされます。ファン・ルーラー研究会の10年間の悩みも、結局「お金の問題」に集約されるものでした。



これを、これを、ブレイクスルーしなければ。



今の心境は、ほとんどマテリアリストです。