2009年5月15日金曜日

日記「ついに犠牲者(人ではないので同情無用)」

要点を申せば、私のノートパソコンVAIOが、ill in bedです。

いびきかいてねています。というのはウソで、ぶっ壊れてしまいました(ぶっ壊してしまったのは私です)。昨日の朝のことです。

その前の夜に松戸小金原教会で行われた東関東中会伝道委員会のとき、手元にノートパソコンを置きました。

委員会終了時刻が午後9時半すぎ。遅い夕食をお腹におさめたのは午後11時半すぎ。布団にもぐったのがいつだったかは憶えていません。

これが悪かったのだと深く反省していることは、とにかくひどく疲れたので、ノートパソコンを伝道委員会終了後もそのまま置きっぱなしだったことです。

で、その翌朝(それが昨日の朝)、午前10時半からその同じ部屋で祈祷会が行われるため、前の夜から置きっぱなしだったそれを片付けようとしたとき、「あ!」と手からすべり落ち、約1メートル下の床に落下。フローリングのすぐ下はコンクリートという固い床に激突。鈍い音が聞こえました。

その瞬間は、まさにスローモーション。ノートパソコンは開いたまま、横向きに落ちていきました。それが置かれていた事務机をはさんで私が立っているのとは反対側のほうに落ちたので、机より下は私の視野の外。視界から消えていくとき、オカルトには全く興味がない私の前で、そいつのモニターに悲しそうな人の顔が現われ、私に「さようなら」と別れを告げた気がしました。私の顔が一瞬映ったのかもしれません。

その後は松本零士的な音がするは(いわゆるドテポキグシャというやつですね)、DVDのディスクドライブは「バキョッ!」と上向きに飛び出るは、モニターのフレームは歪んで外れるは、ネジ類のいくつかは飛び散るは、43年間の人生が走馬灯のように脳裏をかけめぐるは。

手を滑らしてしまった原因は分かっております。3週間くらい前から右の肩・腕・手首あたりに激痛があり、また右手の人差し指に強い痺れまであって、現在整形外科に通っており、毎日痛み止めの薬や筋弛緩剤などを大量に(医師に言われたとおりに)服用しております。その右手でパソコンを持ってしまいました。握る手にうまく力が入りませんでした。

本日修理に出したところ、最悪の場合、データレスキューもままならず、本体は廃棄となるかもしれないことが判明しました。私にとっては結構高い買い物だったので二年ローンで購入し、先月やっと払い終わってほっとした矢先の惨事。

データレスキューだけで3万5千円なり。結果の判明は来週の木曜日です。店員さんからは「全部取り出せるかどうかは分かりません。一つも取り出せなかった場合は3万円をお返しします。5千円はハードディスク調査費です」と言われましたが、「お金など返していただかなくて結構ですから、データを助けてください。汗と涙の結晶なんです!」と半泣き状態でお願いしました(半泣き状態はウソ。セリフはほぼ事実)。

この文章をしたためているパソコンは教会の執事室用のものを借用しています。パソコンそのものは、昨年12月のオランダ旅行のために「壊れてもいいようなもの」としてヤフオクで1万円で落札したものも持っていますが、あまりにも遅くて重いものですし、何よりデータが入っていない「空箱」です。空箱がいくらあっても、仕事という観点からいえば、何の役にも立ちません。

今夜もひとり、自分にむかって弱音ばかり吐いております。この文章を入力している最中も、人差し指の痺れがひどく、思うように打つことができません。

おい、人差し指くん、ちゃんと仕事してくださいな。このクソ忙しいときに痺れてんじゃねえよ。

パソコンは買い替えりゃ済むけど(高いけど)、キミはお金じゃ買えないんだから。