「お金、お金、お金。」などと書いた途端、今やすっかり悪役キャラでしょう。私はだれから何と思われようと構いませんが(これまでも恥の多い生き方をしてきましたので少し慣れました)、「神学にどうしてそんなにお金がかかるの?」と見ている人々がいるとしたら、その考えを根本的に改めていただきたいという思い余っての「お金。お金。お金。」です。
しかし、私が求めてきたことには、優れた先例とすべき具体的なモデルがあります。それは、東京の信濃町教会様が設けておられる「神学教育助成資金」です。
日本基督教団信濃町教会「神学教育助成資金」
http://www.shinanomachi-c.jp/jyosei.html
このことを日本キリスト改革派教会の教師である私がどうして知っているのかといえば、ネットで検索すれば誰でも探せるという面もありますが、私の場合はその理由ではありません。数年前、ある方の紹介を受けて、私が「代表」をしている研究会の名前で申請してみたことがあるからです(残念ながら落選となりましたが)。
この「神学教育助成資金」の「改革派神学」に特化された制度をつくることが、我々にどうしてできないでしょうか。できないはずがないと考えている私は甘いでしょうか。「盗用」は許されませんが、もしゼロから考えはじめることが難しいとしたら、初動段階では信濃町教会様の模範的先例に倣えばいいのです。「神学」とあるところを「改革派神学」に、また「信濃町教会」とあるところを「日本キリスト改革派教会」なり、「○○中会」なり、「神戸改革派神学校」なりに、それぞれ書きかえるだけです。
あとは、このファンドを管理する委員会を作り、委員長を決めるだけ。初めての取り組みにはさまざまな不安が伴うでしょうから、運営上の問題点をあらかじめ信濃町教会様にご指導いただくこともよし。そこまで行けば、あとはゴーサインを待つばかりです。
信濃町教会様、申し訳ありませんが、以下に引用させていただきます。
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信濃町教会の「神学教育研究資金」
信濃町教会は、神学的自覚に立った宣教と教会形成を促進するため、【神学教育研究資金】を設け、[A]研究助成、[B]出版助成の対象企画を募集いたします。ふるってご応募ください。
[A]研究助成の対象
教会と神学に関する個人研究または共同研究
[B]出版助成の対象
神学上の優れた著作。広く宗教学や精神史の領域にまたがる研究も含みます。
日本語による原稿で、出版社が決定しているものに限ります (申請は一出版社一点に限ります)。
★ 助成金額
1件につき50~100万円の範囲で助成いたします。
なお、「研究助成」の場合、その成果を何らかの形(公刊、報告書、講演)で報告して頂きます。
★ 申請に必要なもの
① 規定の申請書(お申し出により郵送)
② 出版助成の場合 原稿を3部(コピー)
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(引用終わり)