ファン・ルーラー研究会の皆様、
去る2月20日(火)はファン・ルーラー研究会の結成八周年の記念日でした。毎年、同日には記念メッセージを書かせていただいて来ましたが、今年は意図的に、少し遅らせました。
実を言いますと、明日、3月6日(火)に、われわれファン・ルーラー研究会の「顧問」(adviseur)である牧田吉和先生の「神戸改革派神学校教授・校長退任記念最終講義」が、神戸改革派神学校で行われるのです。
牧田先生は、ファン・ルーラー研究会の結成の最初期から、ずっと「顧問」をしてくださいました。神戸改革派神学校では20年間の長きにわたり、校長を務めてこられました。その20年間の後半8年間を、神学校長の激務の中にもかかわらず、われわれファン・ルーラー研究会のご指導をも、喜んで引き受けてくださいました。
わたしがはっきり申し上げることができることは、牧田先生がおられなかったら、ファン・ルーラー研究会は、誕生もしなかったし、八年間も存続し続けることもありえなかった、ということです。
牧田先生はたいへん謙遜な方ですので、「関口さん、そんなこと言わなくてもいいよ」とか何とか言ってくださるような気もするのですが、少なくとも私は、牧田先生の存在を支えにして来ましたし、他の多くの本研究会メンバーも、同じ気持ちであろうと信じています。
牧田先生は、今月、神戸改革派神学校の校長職・教授職を退任され、来月からは高知県にある「日本キリスト改革派山田教会」の牧師になられます。
牧田先生は、牧師に戻られてからもファン・ルーラー研究会の「顧問」であることに変わりはありませんし、いやいや、それどころか、翻訳活動に関しては、これからが本番と考えておられます。
われわれ、ファン・ルーラー研究会の側からすれば、この日(牧田先生の神学校長退任の日!)を心待ちにしていた、という面もあるほどです。
ファン・ルーラー研究会八周年。「八」という数字を見ると、早く「十」にしたいと思うのは私だけでしょうか。まだ一冊の書物もキリスト教書店に並べえていないことを毎年謝罪し、悔いているものですが、「十」の数字を見る頃には驚くべき変貌を遂げていたいと願う今日この頃です。
今年の8月には、われわれの研究会とは姉妹関係にあるアジア・カルヴァン学会主催の「第10回アジア・カルヴァン学会日本大会」が東京で行われます。心から期待し、また応援したいと願っております。
皆様、どうかこれからもよろしくお願いいたします。とくに牧田先生、長年の任務でお疲れのことと思います。くれぐれもご自愛くださいませ。そして、ファン・ルーラー研究会を、これから一層、よろしくお願いいたします。
(2007年3月5日)