2013年5月24日金曜日

ポエム書きました。「無題(笑)」


以下、ポエムです。フィクションです。つくりばなし。

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「無題(笑)」

                   関口 康

物心つく頃から、

何をやっても、どんなことでも、実際に競うと必ず負けるので、

競うのが嫌でした。

スポーツだめ。ゲームだめ。楽器弾けない。

学業だめ。語学だめ。日本語もっとだめ。

「負けず嫌い」というレッテルは貼られたくないです。

「勝つのが好き」だったわけじゃないですからね。

負けたくもないし、勝ちたくもない。

勝って「へへぇ」っていう顔をしているやつの、

その顔が嫌いだったから。

あれと同じ顔になるなら、いっそ勝ちたくないと思っていました。

「へへぇ」っていうその顔に

マジックで「バツ!」とか書きたい衝動ありました。

誰とも競わずに済むのはどんな生き方かと考えて、

これなら競わずに済むと気づいたのが○○の仕事でした。

だけど、そうでもないのかなと。

こんなところで勝った負けたみたいなことを

口に出さずとも、顔に出さずとも。

昨日・今日とか、最近とか、

べつに何かあったわけではありません。

むしろ何も無い。何も変わらない。もううんざりなんですけどね。

ずずんと重い、ぼくの宿題です。

勝負の無い世界って死ぬことなのかな。

正しい間違ってるは、あると思いますよ。それは、あるある。

だけど自分の間違いを認めることは負けですかね。

「株、あがるんじゃない?」と思うんだけど。

だけど、周りもだめなのか。

ひとの間違いを指摘するひとが「へへぇ」っていうあの顔してるから。

自分の間違いを認めたくなくなるんだね。

たぶんね。知らんけど。