2013年5月31日金曜日

斬って済むなら簡単ですわバルト先生

以前はスカイプ、現在はグーグルプラス(ハングアウト)で続けている「カール・バルト研究会」(原則各週金曜日)で読んでいる『教義学要綱』から現時点までに得てきた印象をひとこと。

『教義学要綱』といい、カール・バルトの文章といい、今回初めて読んだというわけではないのですが、改めて読み直してみて思うことは、

良い意味でも、またあまり良くない意味でも「すっきりさせようとした神学」だな、ということです。このことは研究会のみんなと共有している思いです。

教科書通りに言えば、19世紀の文化的プロテスタンティズム(福音のサロン化、でしたっけ)へのアンチテーゼとして登場したバルト。「斬る」んですよね、斬(ざん)ていう字を使いたくなる、ぶったぎり。

こんなふうに、だれもが言えたら、気持ちいいだろうに。

でも、ぶったぎりの爽快感だけが、神学の醍醐味なわけでもない。

いろんなことを考えながら、みんなでバルト読んでます。