ぼくのカントコレクションです。(カンコレ)
カントの本はあともうちょっとだけ持っていますが、とりあえず主要なものだけ公開。
ぼくが岩波文庫の『純粋理性批判』を最初に買ったのは、東京神学大学に入学した年だと思うので、18歳です。今からちょうど30年前です。
高校の倫理・社会で名前だけ覚えて、興味は持っていました。
しかし、岩波文庫を読んでも分からず、天野貞祐訳の講談社学術文庫版を読んでも分からず、でした。
とにかく30年、カント、カントと思いながら来ました。
2008年1月に始めたこのブログ「関口康日記」も、いちばん最初の話題はカントでした。
ぼくの記憶が正しければ、dogmaticという言葉を見れば独断論的と訳す、というルールをぼくが最初に教えられたのは岡山朝日高校の倫理・社会の授業だったはずです。
そして、今のぼくの最も主要な神学的関心事は、くだんのDogmaticsです。
果たしてぼくが取り組んでいるのは「独断論」なのでしょうか、それともーつの正規に自立した一学問分野としての「教義学」なのでしょうか。
ぼくは30年以上、この問いに悩まされ続けてきたと言っても決して過言ではありません。
それはカントの問題提起です。
現代の教義学はカントの問題提起に誠実に応えることなしに前進することは不可能だと思っています。
東大の熊野純彦先生訳の「純粋理性批判」欲しい!
だけど8000円以上する!
我慢だ我慢!
英語版でしのげ!