ある学会の紀要に掲載予定の拙論「A. A. ファン・ルーラーの神学思想の特質」の初校が、編集長経由で出版社から送られてきましたので、さっそく校正中です。
やや恥ずかしい話ですが、ゲラが届くとほっとするのです。「あ、ホントに掲載してもらえるんだ」という実感がやっと湧いてきます。
ぼくは、大学や神学校など学術機関の後ろ盾を持っていない市井の人間ですので、これまでに、自分で頼み込んで掲載してもらった論文が多くあり、掲載不許可の通知をいただいたことも何度かありました。
骨のある編集長にも出会いました。某誌にぼくの論文が掲載されたあと、「なんであんなの載せたんだ」とクレームがあったそうですが、毅然と対応してくださいました。
市井の人間は権力に弱いので、初校が届くと、ぼくごときの見解を採用する勇気をもってくださった編集長を「拝み」はしませんが(ぼくクリスチャンですので)「尊敬」します。
編集長さま、ありがとうございます。