2013年6月29日土曜日

うんと長生きしてほしいのは、子どもたちのほうです


うちは、もう何とかするしかないし、

ある意味で開き直りましたけど

「これから」の人たちのことを、ぼくは心配しています。

子どもを産んで育てるということに、

親の心に後悔や罪悪感を覚えさせてしまうような社会はまずい。

「子どもなど産むんじゃなかった」と。

あるいは

「子どもがこれ以上進学すると家が破産するからやめて」と、

心の中で親が祈らざるをえなくなるような社会はまずい。

子どもはいつまでも「子ども」じゃあない。

「少子化」って、ですね、

半世紀くらい前は(もう「半世紀くらい前」です)

どこの教会の日曜学校にも100人くらい集まっていたちびっこたちが

今は来なくなったねえ、日曜学校が寂しくなったねえ、

という話ではないです。

「少子化」は人口減少です。人がだんだんいなくなることです。

今の10代、20代の子たちが絶望死していく報道を横目で見ながら

あと10年の命を悠々自適に暮らそうとしている社会はまずい。

うんと長生きしてほしいのは、子どもたちのほうです。

嫌われる言葉かもしれませんが、

ぼくには、そうとしか言いようがないです。