うちは、もう何とかするしかないし、
ある意味で開き直りましたけど
「これから」の人たちのことを、ぼくは心配しています。
子どもを産んで育てるということに、
親の心に後悔や罪悪感を覚えさせてしまうような社会はまずい。
「子どもなど産むんじゃなかった」と。
あるいは
「子どもがこれ以上進学すると家が破産するからやめて」と、
心の中で親が祈らざるをえなくなるような社会はまずい。
子どもはいつまでも「子ども」じゃあない。
「少子化」って、ですね、
半世紀くらい前は(もう「半世紀くらい前」です)
どこの教会の日曜学校にも100人くらい集まっていたちびっこたちが
今は来なくなったねえ、日曜学校が寂しくなったねえ、
という話ではないです。
「少子化」は人口減少です。人がだんだんいなくなることです。
今の10代、20代の子たちが絶望死していく報道を横目で見ながら
あと10年の命を悠々自適に暮らそうとしている社会はまずい。
うんと長生きしてほしいのは、子どもたちのほうです。
嫌われる言葉かもしれませんが、
ぼくには、そうとしか言いようがないです。