昨日の私は、自分が住ませてもらっている家をバッラバラに破壊したい衝動にかられるほど、激怒していました。
なにが「長幼の序」だ。あなた自身の、その幼稚な態度のほうが、よっぽど「幼」だろ、とね。
「最初にバーンと格の差を見せつけてやりゃあいいんだよ」みたいな入れ知恵でもあったのか、それともこの人に長年染み付いてきた何かなのかは、知る由もありませんですけどね。
恫喝やこけおどし(ググったら「虚仮威し」と書くらしいと分かりました。またひとつ勉強になりました)のことを「政治主導」だとか「真のリーダーシップ」だとか本気で思ってるんだとしたら、もうダメですね。
もう言い古された表現なのかもしれませんが、政治家さんたちにも必要なことは「サーバント・リーダーシップ」ってやつですよ。
人はしもべのごとく謙遜に仕えることにおいてこそ、全体を率いるリーダーでありうる。震災後の日本と世界には「ちょっぴり癒し系のリーダー」が求められていると思うんですけどね~、甘いですかね。
でも、また今、ふと思った。
この人って、こういうことをとにかく一度やりたかったんだろうなあってね。
子どもの頃から夢見てきたのかどうかは知りませんが、「国家権力の椅子」みたいものにずっと憧れてきて、その椅子に座るために頑張り、やっと座ることができた。
「じゃじゃ~ん、おれって国家権力だぜ。どうだマイッタか、ちゃんちゃん」みたいな気分を、しばし味わった。
でも、「お、おれさまが来てやったのに、ち、遅刻しやがった」(ジャイアンの声)。
ていうか、たぶん、あいつは、おれのことをなめている。
「くしょ~、あいつ、ぜったい仕返ししてやる~」(スネオの声)。
「えっと、あれ、なんだっけ、こういうときに使う言葉――そうそう、『長幼の序』。いまどき携帯でもググれるぜ。これ言ってやろう。マスコミの前で、わざとね。そうすりゃマスコミはぜったいオレに食いついてくるから、テレビに出られるぜ」。
じゃじゃ~ん、ピース、ピース。田舎のかあちゃん、おれ、テレビに出てるじぇ~。