2017年2月22日水曜日

ふにゃぶにゅの極意

1993年3月28日 ガリラヤ湖上で
言葉を失う重い気持ちの中で今夜もガーネット・クロウさんの曲にいやされているという。空腹に食事、生傷に絆創膏、高血圧に降圧剤。そこスキップしていきなり宗教の話にしなくてもと思っている。

まあでも、なんだかんだ言いながら能天気なのは、ありがたい性質だと思っている。柔よく剛を制するよ。ふにゃふにゃだからな。弾き返せないけど、こっちにぶにゅっと埋まって止まる。子どもの頃からそう。いじめたことはないが、いじめられたこともない。いじめ甲斐がないからな。ふにゃぶにゅだから。

あと、押されるとわりとすぐに倒れるけど、意外に受け身が上手い。頭を打たないように、あご引いて丸まってごろりんできる。中学、高校で数年手ほどきを受けただけなのに、いまだに体と心が忘れない。柔道家は「かかってこい」とは言わない。かかってくるな。笑。殺気を感じるととりあえず逃げる。笑。

それと、もしかかってこられたら、目をやられないように、まずはメガネを外すくせもある。割れて目をやられたら逃げられなくなるからな。大事なのは、相手の動きをじっと見ることと、自分の逃げ道を確保し続けること。相手の急所を探してとどめを刺すための目ではない。少なくとも私はそう思っている。

全く脈絡はないが、「1993年3月28日」の日付がある写真を公開する。ガリラヤ湖上を走るフェリー内でマイクをもって讃美歌を独唱している。おお24年前か。27歳だったわけか。していることも、顔つきも、体型も、当時と今と全く変わっていない気がする。いいのか悪いのかさっぱり分からない。