2016年12月2日金曜日

ドロテー・ゼレ『神を考える』を入手する


【ドロテー・ゼレ『神を考える』を入手する】

本日ドロテー・ゼレの『神を考える』(新教出版社、1996年)を古書で入手。ずいぶん前に買った『苦しみ』(新教出版社、1975年)に続くやっと2冊めの蔵書。まだまだ。今年の流行語大賞に「ゼレってる」でエントリーしよう。今年はもう終わったか。ゼレ研ぜひいつか。

ゼレさん素晴らしい。じんじん響く。

「テキスト・文脈・神の民は、組織神学の最も基本的な概念である。組織神学はこれら三つの要素すべてを顧慮しなければならず、どれか一つが他のものより優位であると言うことはできない。文字と伝統をいわば不動のものとして繰り返すだけで、このテキストが現在の文脈の中で言おうとしていることを明確に発言しない神学は、神の民に対して担っている課題を果たしていない。信仰の主体である神の民に関連する、テキストと文脈の間の対話がなければならないのである」(『神を考える』新教出版社、1996年、15ページ)。