2013年8月25日日曜日

教会と国家の関係についての捉え方の違い

話を単純化しすぎかもしれませんが、

20世紀ドイツの(健全な)神学の課題が

「ナチス国家との対峙」にあったとすれば、

20世紀オランダの(健全な)神学の課題は

「ナチスの蹂躙からの自国の解放」にあったと、

ぼくはとらえてきました。

目標は同じであるようでもあり、

違うようでもあります。

20世紀オランダの(健全な)神学にあるのは、

「国家=悪」VS「教会=善」

という構図ではなく、

「国家にいくらか寄り添い、助ける教会」

という構図だと思います。

また話を単純化しすぎかもしれませんが、

そこにあるのは

「預言者的」というよりは「祭司的」な何かです。

「甘い!」とか「権力志向だ!」とか

批判されてしまうかもしれませんが、

「けんか腰では伝道はできない」と、ぼくは思うので、

その種の批判は、

理解できる面があることを十分に感じながらも

やや甘受する姿勢で

進んで行こうと考えています。

「甘くて」すみません。