2016年10月15日土曜日

挨拶

今年3月22日から24日まで信濃町教会で行われた日本基督教団春季教師検定試験で教師転入試験を受け、翌4月より教団関係学校である千葉英和高等学校の宗教科(聖書科)常勤講師になり、教団教務教師に登録しました。現在50歳です。東京神学大学大学院を修了して四国教区総会で補教師准允を受領したのは26年前の1990年4月です。当時は24歳でした。その後1992年12月に同じく四国教区総会で正教師按手を受けましたが、1998年7月より昨年2015年12月までの17年6ヶ月間は日本キリスト改革派教会の教師でした。教団の外にいたあいだ一度も休職や無任所の期間がなかったので教団教規に従って転入者として扱っていただきましたが、実質は復帰者であると自覚しています。転入試験の中での教師検定委員との面接でも復帰者扱いの質問を受けました。なぜ教団を離れたのか、なぜ戻ってくるのかをはっきり問われましたが、その問いに十分に納得していただけるような明瞭な答えができたかどうかの自信はありません。それでも教師転入を認めてくださった日本基督教団の皆さまに心から感謝いたします。主の前に恥じるべきことは一切ありません。すべてを主がご存じです。そのことをご信頼いただきたく願っています。千葉英和高等学校での働きはまだ始まったばかりです。学校教員としての経験が皆無の状態で飛び込んだ、私にとって全く新しい世界ですので、うろたえることが多い日々です。あと10歳若ければ、などと無駄な思いにとらわれることもしばしばあります。キリスト教学校と教務教師の働きは、教会の皆さまの熱いお祈りとご声援なしには成り立ちません。この小さなしもべのためにお祈りいただけますと幸いです。


(日本基督教団東京教区千葉支区だより『しののめ』第36号、2016年10月15日発行)