唐突に書くが、私が高校生の頃は「共通一次試験」(センター試験の前身)真っ只中で、当時の先生がたの進路指導といえば進路未決定の生徒に同一偏差値の「医学部」と「法学部」のどちらかへの進学を勧めるといった具合。そういうのが「気持ち悪い」(ママ)と感じた私は、そういうのすべてからおりた。
9月27日 |
果たしてその結果はどうだったか。まだ「結果」も「結論」も出ていない段階だろうか。30年以上は経過したわけだが。「(当時の)高偏差値の大学へ進学すれば明るい未来が待ってい」たか。本当にそうだったか。真相はどうだったか。私と同じ今の50歳さんたちには、そろそろ答えられるのではないか。
9月28日 |
実は意見を求めているわけでもない。いっそ黙って考えてもらいたいと願うばかり(高飛車な言い方で申し訳ない)。偏差の出やすい試験問題を用意して偏差と順位を競わせて勝敗を決めて「勝ち組」だ「負け組」だのラベルを貼るやり方はさすがにもう時代遅れだし、「嫌な社会」を作るだけだと思うばかり。
9月29日 |
宗教科の教員である私は「その鍵は宗教にある」と書くほうが安心してもらえそうだが、「その鍵は宗教かもしれないがそうでないかもしれない」としか書けない人間であることをお許しいただきたい。でも「そうだそうだ、その鍵は宗教ではない」とは言ってもらいたくない。遠慮して言わないでいるだけだ。