2015年6月23日火曜日
来年が楽しみだ
2007年にオランダで刊行が始まった新訂版『ファン・ルーラー著作集』(dr. A. A. van Ruler Verzameld Werk)は第1巻(2007年)、第2巻(2008年)、第3巻(2009年)、第4巻(2分冊、2011年)が発売されたが、それ以降はストップしている。
しかし、朗報だ。なぜか第5巻をスキップして、第6巻が来年2016年出版。第5巻は「教会、終末」(De kerk en de laatste dingen)、第6巻は「文化、社会、政治、教育」(Cultuur, samenleving, politiek, onderwijs)だ。
しかも、ビッグニュース。来年出版される第6巻(文化、社会、政治、教育)は、第4巻(キリスト、聖霊、救済)同様、2分冊になるらしい。そして、スキップされる第5巻(教会、終末)は、なんと3分冊だという。第4巻発売の2011年から4年も待たされて、じれったかったが、3分冊なら大満足だ。
この勢いで行けば、新訂版『ファン・ルーラー著作集』が全巻完結する日には、ページ数においてカール・バルト『教会教義学』(約9千ページ)はおそらく軽く超える。有史以来のキリスト教教義学者の著作集として、規模において最大級のものになる可能性が出てきたと言えるのではないか。快挙の一言だ。
そういうわけで、来年(2016年)は、日本キリスト改革派教会創立70周年、東関東中会設立10周年、新訂版『ファン・ルーラー著作集』第6巻(2分冊)「文化、社会、政治、教育」の出版年だ。私は50(まだ49)だ。来年が楽しみであることは間違いないのだが、簡単にはたどり着けそうにない。
以上、ファン・ルーラー研究会の業務連絡でした。
(注意:研究会は昨年10月に解散しました。)