2014年1月14日火曜日

地に足をつけるとは、ゆっくり歩くことのようだ


19世紀を「ついこないだ」とか言ってしまう。

そんな加速装置を持つ「神学」だ「哲学」だに頭を悩ましていると、

どこにも行ってないのに時差ボケが起きる。

時差ボケ解消の有効な方法は「歩くこと」だと、今さらながら気づく。

ここは50年前のニュータウン。

今はオールドタウンだ。

年齢についての話題を書くと傷つく方がおられるので、書かないでおく。

交差点の信号待ちをしていたとき、

ぼくの目の前にいた80歳くらいの男性が、タバコを吸いながら、

携帯電話で大きな声で話していた。

「おれはあの店ヤだよ。

 だってタバコ吸えないでしょ。

 他の店探してよ。

 タバコ吸える店がいいよ。」

その話題をえんえんと続けていた。

その話を聞いていて(聞き耳を立ててたわけではない)

やっと、加速装置を解除できたような気がした。

地に足をつけるとは、ゆっくり歩くことのようだ。

まあ、これはこれで、けっこう楽しいな。