カイパー、バーフィンク、トレルチ、バルト、ノールトマンスに関しては、神戸改革派神学校の図書館には、パーフェクトかどうかは確認していませんが、たぶんほぼ全部揃っているのではないかと思います。
だから、私は神学生たちのことをとても羨ましいと感じているのですが、在学中にオランダ語の本に没頭する神学生が、残念ながら少ないのです。「宝の持ち腐れだ!」と言いたくなる面もあるのですが、3年3か月のうちにやらなければならないことが山ほどありすぎるので、彼らを責めるのは酷というものです。ただし神戸にはファン・ルーラーのものがあまりありません。これからの課題です。
(1) 私の書斎には、カイパーが住んでいません。『カルヴィニズム』の英語版と日本語版くらいしかありません。
(2) バーフィンクのものとしては、『改革派教義学』(GD)全4巻の原著オランダ語版の全部と英語版の一部をもっています。また、聖恵授産所出版部から『信徒のための改革派組織神学』という題で出ているMagnalia Dei(神の大いなるみわざ)の原著と日本語版(ただし下巻のみ)と、『啓示の哲学』(Wijsbegeerte der Openbaring)の原著と日本語版は持っています。このMagnalia Deiと『啓示の哲学』は、どちらも非常に重要な書物なのですが、残念ながら日本の教会においては全く軽んじられています。見た目(装丁)で負けているというか。
(3) トレルチは、昔の『著作集』(Gesammelte Schriften、GS)全四巻はありますが(※出戻り品)、現在刊行中の新しい著作集はありません。日本語版の著作集は全部あります。
(4) バルトは、『教会教義学』(KD)の原著と日本語版の全巻が揃っています。と言いたいところですが、原著が一冊だけ欠けています(残念!)。英語版(Church Dogmatics、CD)は持っていません。日本語版『カール・バルト著作集』も一冊欠け。ドイツ語版の著作集は10冊くらいあるだけです。バルトを取り上げた博士論文のうちオランダ語のものを集めているところですが、まだ10冊くらいです。
(5) ノールトマンスは、原著『著作集』(VW)が全部揃っています。と言えません。これも一冊欠けています。ノールトマンス研究書(博士論文)が、5冊ほどあります。
こんな感じの、かなり残念賞な書斎なのでした。
しかし、ファン・ルーラーに関しては、出版されたものについては、95%くらいは所有しています。
まさに「少しずつ少しずつ」です。お互い励まし合って行きたいものです。