先週の木曜日から今週の水曜日まで夏季休暇をいただいていました。その間、妻子と共に岡山市の実家に帰省(実態は「寄生」ですね)していました。今年12月末に閉園されることになった「倉敷チボリ公園」に行ったり(初めて行きました。けっこう楽しかったです。最初で最後になってしまいました)、私にとっては懐かしい「表町商店街」や「天満屋」などを家族でぶらついたりしました。天満屋前の喫茶店で食べたカキ氷(ミルク金時)のあまりの美味しさに衝撃を受け、翌日まで快感にひたっていました。読書も少しはしました。茂木健一郎氏の『思考の補助線』(ちくま新書、2008年)を見つけ、一夜で読みました。本書全体を通じての「知のデフレ」ないし「知のサブカル化」に対する茂木氏の懸念や、茂木氏のニーチェ解釈(216ページ以下)には賛同できるものがありました。皮肉でも批判でもなく、「本書は茂木氏の宗教哲学ないし神学の書である」と思いながら、微笑ましく読み終えました。ひまつぶしのために(セブンイレブンの雑誌棚から)毎月買っている『日経PC21』の2008年9月号の中に見つけた古田貴之氏(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長)のインタヴュー記事にはあらゆる意味で感動しました。この人は尊敬すべき真の学者だと思い、さっそく中学二年の長男に読ませました。日曜日は、日本キリスト改革派神港教会の礼拝に出席しました。長女が10年前に幼児洗礼を授かった教会です。午後は神戸のハーバーランドでぶらついた後、六甲山を越えて神戸改革派神学校の様子を見に行き、そこで渡蘭直前の石原知弘先生ご夫妻と30分間だけお話しすることができました。月曜日には、以前からメールのやりとりをさせていただいていた日本聖約キリスト教団南輝教会の吉岡創牧師に初めてお目にかかり、一時間半熱く語り合いました。「休暇でリフレッシュできましたか」と問われると答えに窮するものがあります。ガソリンは満タンになっていません。千円分ずつチビチビ買ってはようやく乗り継いでいる感じです。しかし、どんどん成長していく子どもたちを横目に見ながら、「私の目標はまだまだ遠い。こうしちゃおれない。立ち上がらねば」と少なからず再奮起できた(ような気がした)このたびの夏季休暇でした。「自分に甘い」人間であることを深く反省させられました。