2008年3月27日木曜日

それにしても翻訳は難しい!(1/5)

断片化の日々は続いています(「拡散化」とも言いたいです。実態は「散逸化」ですが)。しかし、日記は書き続けることに意義がある。手書きの日記については字義どおりの三日坊主だった私が、このブログを三ヶ月も続けている。この手軽さというか気軽さはすごいと思います。ニフティの「ココログ」の使いやすさを宣伝しておきます。神戸改革派神学校の二年次に編入し、牧田吉和教授のもとでファン・ルーラーの著作を読みはじめたのは、1997年4月のことです。来月でちょうど11年になります。ただし私の場合、当然のことながら最初は英語版のテキストしか読むことができませんでした(当時は英語も苦手でしたが)。米国カルヴァン神学校のジョン・ボルト教授編訳の英語版論文集です。牧田教授はオランダ語版をもって、神学生たちはボルト訳の英語版をもって、ファン・ルーラーをテキストにしての組織神学セミナーが始まったのです。11年前は、オランダ語原典を読むことは私には永久に無理だと思っていました。しかし、英語版に多くの誤訳があることなどが分かってきますと、やはりオランダ語原典を読む必要がある、いや“読まざるをえない”と、強く迫られるものを感じるようになりました。それが私の蘭学事始となったのです。