とにかく完全に忘れてしまわないうちに少しでも書きとめておかなければすべてが無駄になってしまいますので、「オランダ紀行」の続きの部分を書き始めています。まだこれから書き加えていくことになると思いますが、とりあえず今日は下記の部分を書きました。思い出すことと書くこととで脳と指先が(目も肩も腰も)疲れましたので、一休みします。
■ オランダ紀行 神学者ファン・ルーラーの足跡を訪ねて(2008年12月8日~12月12日)
2008年12月11日(木)
2008年12月12日(金)
とにかく完全に忘れてしまわないうちに少しでも書きとめておかなければすべてが無駄になってしまいますので、「オランダ紀行」の続きの部分を書き始めています。まだこれから書き加えていくことになると思いますが、とりあえず今日は下記の部分を書きました。思い出すことと書くこととで脳と指先が(目も肩も腰も)疲れましたので、一休みします。
■ オランダ紀行 神学者ファン・ルーラーの足跡を訪ねて(2008年12月8日~12月12日)
2008年12月11日(木)
2008年12月12日(金)
本サイト開設の目的には、できるだけ多くの方々にファン・ルーラーの文章を読んでいただき、この神学者の息づかいやひらめきに直接触れていただきたいという願いが少なからず含まれています。「読んでいただきたい」と願っているからこそこのようなことをしているのですから、論文への引用や読書会や学校教材などへの利用については歓迎いたします。
ただし、本サイトに掲載しているすべての文章(訳文、解説、その他)は関口康の(その時点での)私案であり、試案であり、提案であるという意味での「未完成品」です。すべての文章を予告や断りなしに随時、修正・変更していきます。
そのため、本サイトから引用していただける場合には、事前に必ず関口までご連絡くださいますようお願いいたします。ご連絡くださった方にはその時点での最新版(案)をお送りいたします。
メール送信 (関口 康)
記憶がかなり怪しくなってきていることもあり、昨年12月のオランダ旅行の報告文の続きを書くことになるべく早く取り組まねばならないと焦っています。今年の前半とにかく多忙を極めていたことに加えて、先般のパソコンクラッシュによって喪失したデータの中にオランダ旅行に関する部分(写真類を含む)がかなり多くあったことで意気消沈していたことが、旅行記執筆の続行を困難にしていた大きな原因でした。
しかし、私の弱い脳内で溶解させてしまってはせっかくの好機に得た情報を無駄にしてしまうことになります。不幸中の幸いは、旅行のすべてに同行してくださった石原知弘先生(写真左。日本キリスト改革派教会教師、現在アペルドールン神学大学修士課程在学)が私よりもはるかに明晰な記憶と写真類のデータを保持してくださっていることです。
このたび石原先生から写真を送っていただくことができました。文章は後から書くとして、とにかく写真だけを公開することにしました。
なお、「付録 オランダの風景」に付した写真は、松戸小金原教会の前任牧師、澤谷 實(さわや みのる)先生が2001年2月にオランダを旅行なさったときにお撮りになったものです。澤谷牧師は2002年7月に55才で亡くなられました。
■ オランダ紀行 神学者ファン・ルーラーの足跡を訪ねて(2008年12月8日~12月12日)
2008年12月8日(月)
2008年12月9日(火)
2008年12月10日(水)
2008年12月11日(木)
アペルドールン
カンペン
クバート
フラネカー
フローニンゲン
石原知弘先生
2008年12月12日(金)
付録
クバート教会(オランダプロテスタント教会)
関口 康 (日本キリスト改革派松戸小金原教会)
2009年9月14日
「ファン・ルーラー研究会」(1999年2月20日結成)と共に日本語版『ファン・ルーラー著作集』の刊行を目指して日夜努力してきました。翻訳も出版も全く未経験で、何の知識も無い状態から出発しました。多くの方々のご協力とご指導をいただきながら、少しずつ少しずつ前進してきたつもりです。
しかし、まだ思うような形になりません。そもそも「ファン・ルーラー」の名前が日本では依然としてほとんど知られていないため、いきなり訳書を世に問うてもただ無視されるだけであることは目に見えています。翻訳作業と同時進行でこの人物の生涯と神学思想をさまざまな角度から紹介し、興味を抱いていただくことにも取り組まなくてはなりません。そんなことをしているうちに10年という歳月が経過してしまいました。焦る気持ちを抑えながら地味に地道に、良質の翻訳を目指して頑張っています。
インターネット版を公開する意図は、ひとえに翻訳者の「弱さ」にあります。完成品を読んでいただくほうがよいに決まっています。しかし、翻訳を生業にしておられる方々ならばともかく、私の場合は牧師の仕事の傍らで続けていることですので、翻訳のほうは断続的な作業しかできません。そして、一冊の訳書が仕上がるまでがきわめて長期にわたるため、たとえ断片的なものであっても何らかの公開の場を持たないかぎり道半ばでくじけてしまいそうになります。私の切なる願いは「みなさま、この弱い者をどうか励ましてください」ということです。
インターネット版「ファン・ルーラー著作集」に「ファン・ルーラーを独占したい」などの意図は一切ありません。この稀有な神学者は誰にも独占されたがらないでしょう。目標は日本語版『ファン・ルーラー著作集』なのです。多くの方々との一致や協力なくして、どうして実現できましょうか。私はこの夢を実現するために必要なすべてのことを考えていきたいと願っています。
フェイスブック(Facebook)の「Arnold Albert van Ruler」のページの中にあるファン・ルーラーのプロフィール(ホームページ、自己紹介、趣味・興味)を以下のように書きました。字句修正をアメリカの友人Tim Hawes氏が引き受けてくださいました。
Arnold Albert van Ruler (Facebook)
http://www.facebook.com/pages/Arnold-Albert-van-Ruler/118410887796
Arnold Albert van Ruler
ホームページ:
http://www.aavanruler.nl
自己紹介:
I was born in Apeldoorn, Netherlands, on 10 December 1908. After graduating from the Gymnasium Apeldoorn and the University of Groningen (Rijksuniversiteit Groningen), I became a pastor of the Dutch Reformed Church (Nederlandse Hervormde Kerk). I served at two local churches (Kubbard and Hilversum). After World War II, in 1947, I became a professor at Utrecht University, Faculty of Theology (Rijksuniversiteit Utrecht, faculteit van Godgeleerdheid). During my lifetime, I wrote many books and essays. The publication project of my new Collected Works (Verzameld Werk) started in September 2007.
趣味・興味:
I love Soccer (playing and watching) and Billiards.
'We need to enjoy our life itself more than to ask the meaning of our life.' (A. A. van Ruler)
まだ始めたばかりのSNSです。ご関心のある方は仲間に加わっていただけると嬉しいです。しかし、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)というものが神学研究においてどのように使用しうるかを試験している段階ですので、参加を強制・強要するような気持ちは全くありません(ある程度のパソコン能力がないと、「重荷」を増やしてしまうだけかもしれません)。
アーノルト・アルベルト・ファン・ルーラーは20世紀において最も強い影響力を持ったオランダのプロテスタント神学者の一人である。彼の名前はしばしばK. H. ミスコッテとO. ノールドマンスと共に一息で並び称されてきた。しかしこの二人とは異なり、ファン・ルーラーの文書遺産はまだ十分には公開されていない。その状況を変えようではないか、そのために学術的責任を負いうる新しい『ファン・ルーラー著作集』を出版するために努力しようではないかと提案されたのは世紀の変わり目の頃である。それ以後数年の間、その思いがプロテスタント神学者たちの中に行き巡っていた。オランダ神学学術研究院の委嘱に基づいて実施された予備調査の結果、これは真の大事業になっていくに違いないが、まさに骨を折る価値のある事業であるということが明らかになった。非常に多くの未発表文書や研究途上の資料断片がユトレヒト大学図書館のファン・ルーラー文庫の中で眠ったままである!すでに公刊されてきたものとは別の大量のテキストがざくざく掘り出されている。
2005年春、この大規模な事業に着手することが決定された。この新しい著作集のねらいはファン・ルーラーの手で執筆されたすべての文書を収録しうるものではないが、全体としてみれば結局、数千ページに及ぶテキストを何巻かに分けて公刊することになるだろう。テキストは主題ごとに時系列的に並べられる。そのようにしてファン・ルーラーの思想のあらゆる主題がいかなる仕方で年代的に発展を遂げて行ったかを明らかにしていく。オランダ神学学術研究院がブーケンセントルム出版社との提携によって進めてきた本事業は先般開学されたオランダプロテスタント神学大学に継承された。われわれが願っていることは、この事業が多くの人々にとって、ファン・ルーラーの神学思想を鋭く見極め、それによって真の豊かさを得るための刺激でありたいということである。
定評あるファン・ルーラーの「聖書黙想集」の再版は、この事業とは別に各巻ごとに行う。この事業の一環として聖書黙想集シリーズの予約注文ができるパンフレットを発行する。さらに、関連事業としてニュースレターの発行や研究会開催案内なども行う。