2012年12月31日月曜日

日記「関口康が選ぶ(笑)今年最高の本 BOOK OF THE YEAR 2012第1位の発表です!」


「関口康が選ぶ(笑)

今年最高の本 BOOK OF THE YEAR 2012」

第1位の発表です!

(ドラムロール....ドロロロロロロ、じゃん)

ぱっぱらぱっぱぱー

文句なし!

佐藤優著『同志社大学神学部』(光文社、1600円)



「みなさん、ごめんなさい!!」と、なぜか謝らなくてはならない気分なのですが、いや、もう、圧倒的なリードでした。

佐藤氏の筆力もさることながら、同志社大学神学部が面白い。

ネタにするのは申し訳ないというかマズイ気がしてならないのですが、爆笑できますね、これは。

いやー面白かった。

卒業生たちは近親憎悪のような感情を持っておられる可能性があるので部外者のぼくの言うことなどは話半分に聞いていただけるくらいでいいと思うのですが、ぼくの「理想」を見た思いでした。

こういう神学部に行きたかったなあ、ぼくの人生は全く違うものになっていたに違いない(良い意味で)と、わりと真剣に思いました。

とくに、ぼくが魅了されたのは、本書に登場する緒方純雄先生の存在です。

面識はありませんが、いやなんか素敵な方だなと思いました。こういう先生、大好きです。

以上、第1位の発表でした!

なお、お断りしておきますが、この本を第1位にしたのは、ユーモアではありません。出版物としての完成度の高さを評価しました。

これくらい「日本語として読みうる本」であることを、他のすべての本に望みます。