2010年10月6日水曜日
「いかに低い出費で」を追求することも牧師の仕事だと思う
自慢しているわけでも何でもありませんが、私が今この文章を書くために使っているパソコンはデスクトップ型のものですが、これは未完成の自作品です。数ヶ月かけて一つ一つ部品を買い求めては、自分の手で組み立てて来ました。全く大したことではなく、今では多くの人が当たり前のように行なっていることですし、組み立て作業自体は簡単そのものです。まだ完成に至っていませんが、まもなく必要最低限が揃います。
CPUは、お手頃価格のIntel Celeronのデュアルコアを選びました。OS(オペレーティングシステム)はLINUX(UBUNTU)、ウェブブラウザはGoogle Chromeです。どちらも無料で公開されているものです。
自作パソコンとの出会いは、約10年前に実兄が私のために作ってくれたデスクトップが最初でしたが、こういうことがいとも簡単にできてしまう理系の実兄を「すごいなあ」と心から尊敬したものでした。このたび私が自作しているデスクトップのケースは、その最初に実兄が作ってくれたときのものを、中身を抜いてそのまま使っています。なので、ケースもいわば無料です。
ハードディスクは、いろいろ事情があって何年か前に買って持っていた、ノートパソコン用の2.5インチサイズのものを、3.5インチベイに固定して使っています。これもこのたび買い求めたものではなく、使い道が無くてお蔵入りしていたものでしたので、私にとっては事実上無料です。
新たに買い求める必要があったのは、上記のCPU、マザーボード、電源ボックス、メモリ(DDR3、2GB)、液晶モニタ、キーボード、マウスといったものです。このあたりは新品なので、ここまでで4万円くらいでしょうか。それをまとめて一度に買うと大変なので、今月はCPUだけとか、来月はマザーボードを買おうとか決めて組み立ててきたわけです。あとは、欲を言えばやはり、OSはWindows 7にしたいし、OfficeソフトはMicrosoftのものにしたいのですが、それを言い出すと、あと5万円ほどかかりますので、我慢、我慢。
LINUXを使うのは生まれて初めてですが、なかなか素晴らしいものだと分かりました。Skype(ビデオ電話)にも、Real Player(映像や音楽などの再生ソフト)にも、ちゃんとLINUX版があり、問題なく動きます。Officeソフトは、今のところはまだMicrosoft Officeの導入は無理ですので、無料で公開されているOpen Officeのものです。
まだ動かないのはプリンタです。わが家のプリンタ(CANON MP640)のLINUX版ドライバはCANONのホームページに公開されていましたが、それのインストールの仕方が私には分かりません。参考例をいろいろと検索しては見ているのですが、書いていること(専門用語)の意味を理解できず、立ち往生しています。
パソコン遊びをしているつもりはありません。牧師のウィークデーのデスクワークは、ほとんどすべてを自分一人で片付けていかざるをえませんので、猫の手などは決して借りたくありませんが、パソコンの手は借りたいです。そのため、「いかに低い出費でネット環境をより便利なものにしていくことができるか」を私なりに追求してきた末の、自作パソコンです。