2009年11月9日月曜日

少年易老学難成 一寸光陰不可軽

今朝、ある方に以下のメールを送りました(宛て名のイニシャルはその方の名前とは関係ありません)。



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A様、メールをありがとうございました。



親指だけで文字を書くことが私は苦手なので、携帯電話で長いメールを書くことができる方を尊敬しています(お世辞ではなく)。



時間が短いと感じているのは、なぜか(?)私も同じです。今年は、どうしたことでしょう、本当にあっという間でした。昨年12月にオランダに行かせていただきましたが、あれからまもなく1年なのかと思うと、ぞっとします。



10月25日(日)東仙台教会で礼拝説教と神学講演をおこなった夜に泊まらせていただいた宮島のホテルの床の間に、「少年易老学難成(しょうねんおいやすく がくなりがたし) 一寸光陰不可軽(いっすんのこういん かろんずべからず)」というあの有名な漢詩の全文が書かれた掛け軸がありました。高校のとき習いましたが、当時は国語の教師から何度説明を受けても意味を理解することができませんでした。しかし、今は痛いほど分かります。それはおそらく次のような意味です。



「若い頃は、勉強なんかいつでもできると思って、真面目に勉強などしやしない。しかし、まさに光陰矢のごとし。時間というものは、あっという間に過ぎていくものである。だからこそ、もし夢を実現したいならば、若い頃から寸暇を惜しんで勉強すべきである。



・・・と、今頃気づいた私はすでに年老いてしまった。でも、いまだに夢を捨て去ることができず、悔しい思いをしながらも、老骨に鞭打ちながら勉強を続けているよ」。



こういう言葉の意味が少しは分かる年齢にならせていただいたのかなと感慨無量です。ちょうど一週間後の16日(月)に44歳になります。



自分のことばかり書いてすみません。A様、今後ともよろしくお願いいたします。お兄様にくれぐれもよろしくお伝えくださいませ。



2009年11月9日



関口 康