国際ファン・ルーラー学会
○日時 2008年12月10日(水)
○場所 アムステルダム自由大学講堂 De Boelelaan 1105 Amsterdam
○主催 アムステルダム自由大学神学部
アムステルダム自由大学オランダプロテスタンティズム歴史文書センター
オランダプロテスタント神学大学
ファン・ルーラー協会
神学者アーノルト・アルベルト・ファン・ルーラー(1908~1970年)の生涯と著作をみなおす協議会を行うべきであるという関心が高まっています。その協議会がファン・ルーラーの誕生日である2008年12月10日(水)にアムステルダム自由大学の講堂で行われることになりました。
ファン・ルーラーは、オランダ改革派教会(NHK)の牧師として、ユトレヒト大学の教授として、著述者であり講演者として、常に独特の音色を奏で、第二次世界大戦後の四半世紀間のオランダ改革派教会の内外に多大な影響を及ぼしました。彼は戦後の教会と文化における明るく前向きな姿勢と正統的な改革派神学との関係を知っていました。そのことが、オランダ改革派教会(NHK)の1951年版『教会規程』に及ぼした彼の影響の中に、彼のセオクラティック(神政政治的)な思想モデルの中に、救済と存在とを造形的に生き生きと結びつけることの中に、具体的に表れています。
本協議会においては、ファン・ルーラーの著作と生涯の諸側面が議論されます。彼の国内的・国際的影響、彼の神学的主題、オランダ改革派教会(NHK)における彼の立場ならびに他の教団・教派や思想的潮流との関係など。ファン・ルーラーの著作を知る国内外の精鋭たちが、発表の任を喜んで引き受けてくださいました。
入場は無料です。休憩時のコーヒー、紅茶も無料です。
昼食はアムステルダム自由大学の学生食堂を各自負担で利用していただけます。
○プログラム
〈全体講演〉
10.00「開会の辞」
G. ハーリンク教授 Prof. dr. G. Harinck
10.10「ファン・ルーラー神学の概要」
A. ファン・ド・ベーク教授 Prof. dr. A. van de Beek
10.40「教会と文化においてキリストが形をとること:ファン・ルーラーの想い出」
J. モルトマン教授 Prof. dr. J. Moltmann
11.30 休憩
11.50「実践神学におけるファン・ルーラーの位置づけ」
F. G. イミンク教授 Prof. dr. F.G. Immink
12.20「ファン・ルーラーと聖霊論」
C. ファン・デア・コーイ教授 Prof. dr. C. van der Kooi
12.50 昼食
〈分科会〉
13.50「ファン・ルーラーと改革派スコラ神学」
W. J. ファン・アッセルト教授 Prof. dr. W.J. van Asselt
13.50「ファン・ルーラーとセオクラシーの幻」
J. P. ド・フリース氏 Drs. J.P. de Vries
13.50「ファン・ルーラーと積極的教会規程」
P. ファン・デン・フューフェル博士 Dr. P. van den Heuvel
13.50「ファン・ルーラーと『真のカルヴァン』:改革派的伝統の行方」
C. ロムバルト教授 Prof. dr. C. Lombard
〈分科会〉
14.30「オランダ改革派教会(NHK)におけるファン・ルーラー」
G. ファン・デン・ブリンク教授 Prof. dr. G. van den Brink
14.30「オランダの改革派信徒へのファン・ルーラーの受容」
M. E. ブリンクマン教授 Prof. dr. M.E. Brinkman
14.30「ファン・ルーラーとウルトラ保守派」
W. J. オプ・トホフ教授 Prof. dr. W.J. op ’t Hof
14.30「ファン・ルーラーとアメリカ改革派教会(RCA)」
A. J. ジャンセン博士 Dr. A.J. Janssen
15.00 休憩
〈全体講演〉
15.30「ファン・ルーラーの神概念:最高度に時宜にかなったそれ」
L. J. ファン・デン・ブロム教授 Prof. dr. L.J. van den Brom
16.00「ファン・ルーラーにおける喜び」
D. ファン・ケーレン博士 Dr. D. van Keulen
16.30 オランダ日報社刊『古典の光』シリーズに収録されたファン・ルーラーの代表的著作の紹介
16.40 茶話会
○より詳しい情報をお知りになりたい方は、以下までご連絡ください。
アムステルダム自由大学オランダプロテスタンティズム歴史文書センター
電話 (020) 5985270 電子メール hdc@ubvu.vu.nl