![]() |
昨日撮った写真をGeminiにフィギュア風に描いてもらいました |
【教会に「戻る」という感覚を持てる最後の世代】
岡山に男子が通えたキリスト教主義学校はごく最近までなく、教会に通うことがその種の学校への入学のアドバンテージになるらしいなどの都市伝説は一切無かったが、それでも私が小学校の低学年だった1970年代前半までは、教会学校に「信者の子かどうか」を問わず、大勢の子どもが集まったものだった。
私が再来月60歳。同い年の中に職場の規定で定年の人もいる。「定年退職しました」連絡がちらほらある。私が改革派教会にいた頃は70歳定年制があり、同一教会で毎年延長願を中会で承認してもらって75歳までできるという仕組みに納得していたが、日本基督教団に定年制は無い。死ぬまで続けても問題ない。
危機感などは私には無いが、本人の自覚や動機は何であれ、おそらくは親が行かせようと意志する仕方で「幼少期に教会(学校)に行ったことがある」世代が、私の前後で切れる。私は1965年11月生まれ。正確な線を引く話ではないが、「教会に戻る」という感覚を持てる最後の世代が私と同世代かもしれない。
「定年退職」が直接の理由でなくてももちろん構わないが、会社勤めをしていた頃より時間の余裕ができただろう。今年60歳を迎える私と同い年の方々に「もしよろしければ、教会に戻って来ませんか」と呼びかけたくなる。当時と同じ讃美歌をうたっていたりするので、きっと「懐かしい」と思ってもらえる。