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ChatGPTが私を「雪のように寒い人」に描いてくれた |
【「雪のように寒い人」の線で】
私は小学1年から大学卒業まで「せっかん」だった。由来は何度か書いた。兄の小学校教師が「摂関政治」を「関口くんの関ですね」と説明、兄が「せっかん」と呼ばれるようになる。兄の同級生から私が「せっかん2号」と呼ばれ、私の同級生が真似し、やがて私を「2号」なしで「せっかん」と呼びはじめた。
中学も高校も大学も、入学早々まず最初に「なんて呼ばれてた」と聞かれ「せっかん」と答えると「じゃあ、せっかんね」で即日決定。定められたレールから外れることはできなかった。昔の話なのでどうでもいいことだが、たまに旧友から「せっかん」の漢字を尋ねられることがあるので、由来が意味を持つ。
尋ねられるたびに「かくかくしかじかの由来があるので、もし漢字で書くとしたら摂関だろうね」と答えると、たいていの場合「折檻だと思っていた。がくがくぶるぶる」と返ってくる。今さら過ぎるが、誤解が解けてよかったと思う。ネットの匿名に使う気にはなれないでいる。Sekkanとかおかしいでしょ。
長年「せっかん」と呼ばれたし、同級生にとっては今も「せっかん」なので葬り去るのもどうかと活用方法を考えたことがある。変換候補に出てくるのは「摂関、折檻、石棺、節間、雪寒、設完」。印象が良さそうなのは「雪寒」(snowy cold)か「設完」(completed)。取って付けても定着しないだろうね。