2011年8月4日木曜日

これも「本の読めなさ」がもたらす悲劇だ

米空軍、核ミサイル発射担当将校にキリスト教で聖戦教育
http://www.asahi.com/internati​onal/update/0803/TKY2011080306​50.html

「訓練初期にある倫理の​講義を担当する従軍牧師が用いた資料が、『核の倫理』という項目​で、旧約・新約聖書の記述を多数引用していた。キリスト教の聖戦​論を引き合いに『旧約聖書には、戦争に従事した信者の例が多い』​と指摘したり、聖書の記述として『イエス・キリストは強い戦士』​と位置づけたりしていた」(抜粋)。

これは本日の朝日新聞(13版)の一面記事です。先月27日までの20年間、米​空軍で「核ミサイル発射の正当化」にキリスト教が利用されてきた​ようです。よほど米軍事情に精通している人はともかく、この事実を知っ​ていた日本のキリスト者は皆無でしょう。

ほんとうに恥ずかしいです。聖書をどう読めば「核​ミサイル発射を正当化する論理」を導き出せるのかが不明ですし、​このような誤った聖書利用を受け入れてしまう米国軍人の「本の読​めなさ」に驚きます。今後も警戒が必要です。