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釜揚げうどんと天ぷら 4 種(2025年 9 月15日 自作夕食) |
【同い年の小説家】
小説を読む力がないことに幼少期から悩んできたが、同い年の作家が書いたものなら読めるかもと思い至る。申し訳ないが、男性作家のもの。あと、なるべく私小説。「それそれ、あるある」ノリで読めるものなら。検索してみたが、私が知っている名前がない。同い年は漫画家のほうが著名人が多い気がする。
そう思ったのは、実は昨日から、30代半ばの作家の500ページ近い話題の小説をキンドル版でがんばって読んでみているからだが、正直きつい。私の子どもたちよりは少し年上の方だが、彼らが苦々しく見ている相手の中に私もいる。求められていそうな猛省をするべきかもだが、読書を楽しめる気分ではない。
無いだろうか、ぴったりの小説は。「それ知りたかった、それ言いたかった」と感動できるもの。上であれ下であれ年齢が離れた人たちの勉強をしたいわけではない。ただ楽しみたいだけだし、心のすき間を埋めてもらいたいだけ。「こうではなくそう生きていればよかったのかも」という反省ならしてみたい。
神学に関しては、著者がそれを書いた年齢に私が達したときから「急に」理解できるようになるものが多い。その現象が起こるのは「教会」という共通基盤があるからではないかと推測している。小説に同じことが当てはまるかどうかは分からない。若い人の小説を読むのがつらいことだけは今のところ分かる。