「百年に一度」であれ「千年に一度」であれ、地球の歴史全体から考えると「頻繁であること」を意味していますね、たしかに。
ぼくらが「自分の生きている間だけ安全であればいい。百年先のことなんか知るか」みたいな考え方をしてしまうことは、やっぱり恥ずかしいことだと思う。
ぼく自身を含めて、宗教とかをやっている者たちにとっては、ある程度の長さをもつ時間的スパンで物事をとらえることは、慣れてるというか、いつもやってることだと思うんですけどね。
神学者たちの話とか聞くと、だいたいそうですよ。「ついこないだのことですが」と切り出すので何の話かなと聞いていると、18世紀のカントの話だったり、19世紀のシュライアーマッハーの話だったりする。
大づかみに歴史をとらえるって、そういうことです、よね。